子どもの本(古典)を楽しむ会

昨日は読書会でした。
今回は、
『オオカミに冬なし』(クルト・リュートゲン/ 作  中野重治/訳   K.J.ブリッシュ /絵 岩波書店)
をみんなで読みました(^o^)

オオカミに冬なし―グリーンランドとアラスカとのあわい、ある不安な生活の物語 - クルト・リュートゲン, K.J.ブリッシュ, 中野 重治
オオカミに冬なし―グリーンランドとアラスカとのあわい、ある不安な生活の物語 - クルト・リュートゲン, K.J.ブリッシュ, 中野 重治

今回これにしたのは、
私が、気になりながらもずっとちゃんと読めなかった本でして(^_^;)
何度か読もうとしても、
またね~
ってしてきちゃったんですよね。
もういい加減強制しないと読めないぞ
ということで、これにさせてもらいました。

そうこうしているうちに絶版になっちゃったんですけどね。

なんで私がこれをなんとか読まなきゃと思ったかというと、
作者ではなく訳者、
中野重治さんにとても興味があるからなんです。

石井桃子さんと瀬田貞二さん関連のものを読むと必ず中野さんが登場します。
東京子ども図書館でも講演それていますよね。
その内容も素晴らしく・・・

石井さんと瀬田さんが敬愛されていたという方って???
な訳ですよ。

またこの『オオカミに冬なし』は、松居直さんもお薦めされていますし、
今年出版された『岩波少年文庫のあゆみ』(若菜晃子/編著 岩波書店)では、
梅棹忠夫さんがお薦めされています。
やっぱりちゃんと読まねば!
いざっ!

勢い込んで取り掛かるもやっぱり苦戦しました(笑)
でも、読書会の参加メンバーみんな苦戦したようなので良かった

そして、参加メンバー殆どに共通したのは、
二度読むと大分印象が変わる・・・ということ。

私の場合、一度目よりするする読めるようになったし、
一度目に見えてこなかったものがあれこれ見えてくるようになりました。

訳に使われる日本語がどうしても古いし、
独特の言い回しになかなか物語のイメージを映像化しずらかったんですすよね。
でもその文章一語一文に拘って読むのではなく、
ちょっと距離を持って?もっと大きく捉える~みたいな感覚で読む・・・
私の場合、そんな風に読むことができちゃうと
表現がぐぐっと具体的に理解できるようになりました。

それから昔より今回の方が読めたのは、
星野道夫さんの世界と繋がったからかもしれません。
見返しにある風景が、星野さんの写真にもあった!
カリブーも。
星野さんが這いつくばって体で感じたカリブーたちが起こす地響き。。。
星野さん好きの自分の興味に引付けられたからというのもあるかと思います。

新版 星野道夫 悠久の時を旅する - 道夫, 星野
新版 星野道夫 悠久の時を旅する - 道夫, 星野

ただ、物語として、
とってもとっても重要なエピソードが2つ途中に入ってくるんですが、
そこで私の場合は失速(笑)

この挿話によって面白くなってきたというメンバーも複数いたんですが、
子どもの場合、
やっぱり一本のレールに乗って一気にストーリーが進んで行かないとちょっと厳しいかもしれません。
いずれにしても、
この本は、かなり大きい子向き。
YAですね。

というか、
今の政治家たちに読んで欲しいわ(ー_ー)
大切なことがかなり詰まっています。
ま、こういう言葉も響かないか?

私にしては珍しく付箋をいっぱい貼っちゃいました(笑)

以前読書会で『イシ』(シオドーラ ・クローバー/著  ルース・ロビンズ /絵  中野 好夫・ 中村 妙子/訳 岩波書店)も
読んでいるからですが、
先住民に対する欧米人の負の影響もみんなが注目するところでした。

イシ: 二つの世界に生きたインディアンの物語 - シオドーラ クローバー, ルース・ロビンズ, Theodora Kroeber, 中野 好夫, 中村 妙子
イシ: 二つの世界に生きたインディアンの物語 - シオドーラ クローバー, ルース・ロビンズ, Theodora Kroeber, 中野 好夫, 中村 妙子


あ、そうそう、私だけかと思ったら、
みんなタイトルが結局のところ、すとんと落ちない感じでしたね。
でもそれについても、みんなであれこれ考えを出し、
出たことを終わったあともずーーっとぐだぐだ考えて、
私なりのこんな感じ?を出しました。

そしたら、
今日、OさんKさんからもそんなメールをいただき、
ありがたや~

そしてまたそのうち3人で読書会のつづきをやるかもです(笑)

忘れちゃうので、
私なりのこんな感じ?を記しておきます。


知恵、勇気、決断力、判断力、覚悟、、、あ、経験もか!
それらを持った信頼できる忠実な仲間がいれば、
ひどいこと、とんでもない事態が襲ってきても、
自分たちは、切り抜けることができる。
そういうことを言っているのかな~と思いました。


すみません、本を読んでいない方には全然わけわからん状態の書き方してます(笑)
丁寧に書くとすごい分量になっちゃうので(^_^;)

そもそも、このガツン系、しかもみんなが苦戦した本で、
話は進むのかと思ったら、
結構話しこんだ読書会でした(笑)

そして私の場合、ひとりで読んだのでは、ここまで行き着かなかったと思います。
みんなであれこれ出し合う読書会は、そんな良さもありますね。

あ、副題も!
ーグリーンランドとアラスカとのあわい、ある不安な生活の物語ー

この「あわい」という語句。
「淡い」ではなく「間」!
そっか


さてこの『オオカミに冬なし』子どもたちにはどうか?
できれば出会ってほしい一冊であることは違いないです。
普通に日本で生活していたら、
絶対経験しない過酷な世界を
人間、自然を通して感じてほしい。

生きるとは。
そして人は
どう生きるべきか。。。
などなど
単なる冒険ものではないから。

ただ、大人の私たちが一度目苦戦して、二度目で作品の良さか見えてきたとなると・・・
子どもたちが苦戦して、それをもう一度読むってないですよね?(^_^;)

じゃぁ、新訳にすればいい?
今では使えない語句も結構出てくるので、
この訳のままでは確かにまずいのでしょう。
かといって、
スルスルと読める訳文だった時、
最後の達成感というか、感慨深さというか、なんとも言い難い感覚は残っただろうか?
とも思うんです。

うーむ。


たくさん貼った付箋を外す前に、
それらの文章をここに書きとめておきたいとは思うんですが、
やる?
やれたらね(笑)
















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