かこさんの本

先月文庫本になった『だるまちゃんの思い出遊びの四季 -ふるさとの伝承遊戯考』(かこさとし/著 文藝春秋社)
を入れました(^.^)
だるまちゃんの思い出 遊びの四季 ふるさとの伝承遊戯考 (文春文庫 か 72-2) - かこ さとし
だるまちゃんの思い出 遊びの四季 ふるさとの伝承遊戯考 (文春文庫 か 72-2) - かこ さとし

この本は、1975年『遊びの四季 ふるさとの伝承遊戯考』(じゃこめてい出版)として出版され、
2018年その増補版として復刊ドットコムから出版されたものを底本とした文庫版です。
1975年版は、第23回日本エッセイスト・クラブ賞、第15回久溜島武彦文化賞を受賞しています。

かこさんと言えば、
だるまちゃんなどのたのしい絵本や
科学絵本などが有名ですが、
子どもの遊びについての調査も熱心にされた方で、
遊び関係の本もいろいろ出版されています。

子どもたちの遊びの紹介が中心の本ですが、
かこさんの思い、考えなど、
かこさんをより感じられるように思います。

昔の遊びは楽しいですね(*^。^*)
今でも子どもたちにやってほしい遊びがたくさん!
多分、教えてあげれば今の子たちも楽しむんじゃないかなぁ?

やった!やった!という遊びもたくさん出てきますが、

ほぉ~それはそういう意味だったか!
意味も知らずに遊んでたわ(笑)

というものもあって興味深いし、
読み終わって一番感じたのは、
やっぱり今の子どもたちは、
遊びが少なすぎ(>_<)
ということ。

何でもそうでしょうけど、
五感を使った実体験が伴ってはじめて
自分のものとなっていくと思うので、
バランスで言えば、
まずは遊び!
そして読書かな~?

本を読むということは、考える練習にもなりますけど、
遊びって、かなり頭を使いますよね(笑)
遊びの中での学びは相当だと思います。

まぁ、そんなことより
この本を読むと懐かしさとともに
なんだか豊かな気持ちを貰えると思いますので読んでみてください

そしてそして、この本を読んで一番のびっくりは・・・
1975年版のあとがきの次に
2018年版の新あとがきも載っているんですが、
それを読んでわかったのは、
第23回日本エッセイスト・クラブ賞に強力に推薦したのは、
坂西志保さんだった!
ということ。

坂西志保さん!
この名前を初めて知ったのは、石井桃子さんの『児童文学の旅』(岩波書店)でした。
児童文学の旅〈石井桃子コレクション IV〉 (岩波現代文庫) - 石井 桃子
児童文学の旅〈石井桃子コレクション IV〉 (岩波現代文庫) - 石井 桃子

冒頭、
突然、岩波書店に石井さんを訪ねて来られた坂西さんが登場します。

会うなり
「あなた、アメリカへ一年、勉強にいってみる気ありますか?」
と。

アメリカのロックフェラー財団は、
世界中の研究者に奨学金を出して研究員として国外留学の機会を与えていて、
坂西さんは、日本の部の人選委員をされていたらしい。

その時の坂西さんと石井さんとのやりとりにもしびれたし、
この当時(1950年代初頭)、女性でこんなことを任される人物って???
しかも、大きな成果を上げるであろう石井さんのことを知っているって凄い
坂西さんって???
でした。

その後、『ひみつの王国 評伝 石井桃子』(尾崎真理子/著 新潮社)でもう少し詳しく坂西さんの記述があって、
ひみつの王国: 評伝 石井桃子 - 尾崎 真理子
ひみつの王国: 評伝 石井桃子 - 尾崎 真理子

更に

このひと凄すぎぃーーーー
アメリカ議会図書館日本課長もやられてるのか!
坂西さんについて、もっと知りたいぞ!

と思ったものの、
なかなか本も読めずにいました

そしたら、
またまた登場しちゃいました。
しかもまたしても地道に確実に子どものために動いていたかこさんを推薦したとは!

うーーん、やっぱりちゃんと知りたいな。。。
























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この記事へのコメント

きょうはSちゃん
2021年06月21日 12:25
そうなんですよ~~。坂西さん凄いんです。
北海道生まれで、アメリカのミシガン大学で博士号とって、LC(アメリカ議会図書館)の司書として抜擢されて、日本部資料責任者になる・・。でも戦時中にいきなり連邦秘密警察に連行され(自宅から!)日本に強制送還(二重スパイの疑いもあった)。
終戦後は連合局司令部に勤務もして、アメリカと日本の架け橋になった人です。ロックフェラー財団の留学奨学金プログラムでの選考では坂西さんの意見が大きく反映されたんです。それで石井さんに声がかかったわけ(大岡昇平さんとか、有吉佐和子さんもなんだよ~)。でもなぜ坂西さんが石井さんを見いだしたのかが分かっていない・・。人生後半は大磯在住で、大磯図書館には坂西さんの蔵書がなくなった後に寄贈され、コレクションとしてまとめてみることができます。(コレクションの中には、レイチェル・カーソンのサイン入りの献本もあるぞ~)。確か洋書は国立国会図書館に寄贈したらしい。国際文化会館(アイハウス)とも関係が深く、ここにも遺言でた~~くさん寄付をしたとか。
謎が多く私が調べたい人なんですよねえ。そこまでなかなかいかないんだけど。
eb
2021年06月21日 20:47
>きょうはSちゃんさん

ありがとぉーーー、Sちゃん情報待ってた!

>でもなぜ坂西さんが石井さんを見いだしたのかが分かっていない・・。

そうなのか。
坂西さんって、少国民文庫でも執筆されているから、山本有三さんとか吉野源三郎さんからプッシュがあったのかな???

>人生後半は大磯在住で、大磯図書館には坂西さんの蔵書がなくなった後に寄贈され、コレクションとしてまとめてみることができます。(コレクションの中には、レイチェル・カーソンのサイン入りの献本もあるぞ~)。

そそ、坂西志保文庫の存在を知って、見てみたいと思った。
レーチェル・カーソンさんとも知り合いだったのか!

>ここにも遺言でた~~くさん寄付をしたとか。

いろいろなところに寄付されたみたいね。

>謎が多く私が調べたい人なんですよねえ。そこまでなかなかいかないんだけど。

やっぱり調べたいよね!
汐ちゃんが調べてくれたとってもうれしい!!
関東学院の前身で教員をされていたみたい?関東学院に資料はないんかね?
とりあえず、手に入りそうなものは読んでみなきゃ~と思っています。




きょうはSちゃん
2021年06月21日 23:15
すごくマイナーな子ども向けの伝記はありますが、なかなか手に入らないんだよねえ。
亡くなったときに出た『坂西志保さん』は割と手に入ると思います。
(『暮らしの手帖』の花森安治が装幀担当してます)
今日はSちゃん
2021年06月21日 23:25
書き忘れました。
関東学院(当時の中学校)で1年だけ英語の先生をしていました(1921年、22歳)その翌年に留学されてます。
eb
2021年06月22日 20:57
>きょうはSちゃんさん

>すごくマイナーな子ども向けの伝記はありますが、なかなか手に入らないんだよねえ。

子ども向けの伝記なんてあったの?
知らなかった。

>亡くなったときに出た『坂西志保さん』は割と手に入ると思います。
>(『暮らしの手帖』の花森安治が装幀担当してます)

これは県立図書館で借りて読もうと思っています。
石井さんの文もあるみたいだし(^o^)

>関東学院(当時の中学校)で1年だけ英語の先生をしていました(1921年、22歳)その翌年に留学されてます。

関東学院は1年だけでしたか。