昔話と子どもの空想

予約発注していた東京子ども図書館の新刊「昔話と子どもの空想」(東京子ども図書館)が入ってきました。
昔話と子どもの空想 (TCLブックレット 「こどもとしょかん」評論シリーズ) - 東京子ども図書館, 松岡享子, 小川捷之, 松岡享子, 松岡享子, 森本真実
昔話と子どもの空想 (TCLブックレット 「こどもとしょかん」評論シリーズ) - 東京子ども図書館, 松岡享子, 小川捷之, 松岡享子, 松岡享子, 森本真実

機関誌「こどもとしょかん」に掲載された
おはなしに関する評論や記事の中で
バックナンバーの希望が最も多かった3編が収録されています。

○人間形成における空想の意味 小川捷之  
1980年2月に行われた東京子ども図書館での講演会より

○昔話と子どもの空想 シャルロッテ・ビューラー

○昔話における"先取り"の様式--子どもの文学としての昔話  
松岡享子

一番最初に掲載されている「人間形成における空想の意味」は、
肉声で話をすることの意味などが具体的に書かれ、
とてもわかりやすいです。

子どもの安心感は、触れる、抱く、さするといった身体感覚を通して得られる。

声というのも鼓膜を動かすわけだから、
一種の身体感覚である。

子どもはお母さんの声を聞くとお母さんにさわられている感じがする。



ふんふん、これってほかでも読んだことがある。
「こどもとしょかん」?と思ったけど、
この講演録が載ったのは、1980年らしいので違う。
何に書いてあったんだっけ?

目と目が合う・・・これも子どもにはとても重要だと実感するけど
これも身体感覚に繋がる?
あ、こっちはセロトニン・・・幸せホルモンが出るんだっけか?


ほんとうに深いものというのは、
私は、そう簡単には外に出てこないんじゃないかと思います。
表面的に、外見的に、すぐ反応が出たりすることは、
非常に浅いレベルのことなんじゃないか。
むしろ、すぐ目に見える効果の出ないものの方が、
すさまじい効果があるんじゃないかと思っています。


このことは、
子どもたちに読んだり語ったりした経験からそう感じてきた図書館員たちが
ずっとお伝えしてきたことですが、
体験しないとわかってもらうのはなかなか難しいですね。
でも、教育学、心理学の専門家が言ってくださると説得力があってありがたいです(^-^;


心理学者シャルロッテ・ビューラーの「昔話と子どもの空想」は、
1918年専門誌に掲載されたものを元に出版された本の第4版の抄訳だそうです。
これを読むと
石井桃子さん、瀬田貞二さんが伝えてきてくださったことと大分重なるかな~と思います。
おふたりとも、ビューラーが書いたものも読まれているんだと思いますが、
実体験も伴って言って下さっていたんでしょう。


最後に掲載されている松岡さんの「昔話における"先取り"の様式」は、
1999年日本昔話学会での発表だそうで、
ビューラーの「昔話と子どもの空想」を踏まえた上で、
子どもにとっての昔話についてわかりやすく伝えてくださっています。



このブックレットを読むことで、
子どもにとって昔話が、
またそれを肉声で伝えることがどんなに大切かがわかるのではないでしょうか(^.^)

子どもにおはなしを語ったり、絵本を読んだりする大人には
是非読んでいただきたいなぁ~と思います。

あ、子どもの本の作り手の方たちも
この辺りのことは勉強してほしいなぁ、、、

























































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