絵本を楽しむよみっこの会Ⅱ(2)

27日は、絵本を楽しむよみっこの会Ⅱの第2回目でした。

今回は、読み進めている『えほんのせかい こどものせかい』(松岡享子/著 日本エディタースクール、文芸春秋)に入る前に、
前回出た質問で保留のものがありましたので、
その回答から。。。

ひとつめの質問は、
○『むぎばたけ』(アリスン・アトリー/作 片山健/絵 福音館書店)原書の絵者は?
むぎばたけ (日本傑作絵本シリーズ)
むぎばたけ (日本傑作絵本シリーズ)
『むぎばたけ』の原書情報にはThe cornfield from The Weather Cock and Other Stories
とありますので、『むぎばたけ』は『The Weather Cock and Other Stories』の中のThe cornfieldというお話
らしいことがわかります。

元々は絵本ではなく、短編集なんですね。

そして、ロンドンで1945年に出版されているということもわかりますが、イラストレーターの名前はありません。

これらの情報を元に当店にも在庫があった『物語の紡ぎ手アリソン・アトリーの生涯』(JULA出版局)を見ますと
illustrated by Nancy Innes, Faber, London, 1945 とあり、
初版原書の絵者は、ナンシー・イネスという人だということがわかりました。
物語の紡ぎ手 アリソン・アトリーの生涯
物語の紡ぎ手 アリソン・アトリーの生涯
そこから、調べてなんとかこれが原書だろうという本の表紙画像までは見ることができましたので
それをご紹介。

でこの現物が見られるのかと探したんですが、残念ながら、県内の図書館にも、都立図書館、国会図書館にも
なさそうでした 


ふたつめの質問は
○『チムとゆうかんなせんちょうさん』のカラーページと白黒ページの意味は?
チムとゆうかんなせんちょうさん (世界傑作絵本シリーズ)
チムとゆうかんなせんちょうさん (世界傑作絵本シリーズ)
昔の優れた絵本ですと、作者の意図があってあえてそうしたのでは?と思うのですが、
以外とあえて・・・というより、予算的な問題でということが多いんですよね。
これもそうだったと聞いたような・・・どこかに書いてあったような・・・だったんですが、
前回は確信がなく回答できずでした(^-^;

よみっこの会Ⅰの時、『絵本論』(瀬田貞二/著 福音館書店)にアーディゾーニのことが出てきた時もご紹介した
『Little Tim and the Brave Sea Captain』(エドワード・アーディゾーニ/作 こぐま社)の解説書か
『絵本に魅せられて』(佐藤英和/著 こぐま社)に書いてあった気がしていたのですが、
色についてははっきり記載がなく・・・
Little Tim and the Brave Sea Captain―チムとゆうかんなせんちょうさん 復刻版付録
Little Tim and the Brave Sea Captain―チムとゆうかんなせんちょうさん 復刻版付録
絵本に魅せられて
絵本に魅せられて
吉田先生の講義で聞いたんだったか?

イギリスの絵本 (下) ―伝統を引き継いだ作家たち― (連続講座 〈絵本の愉しみ〉 3)
イギリスの絵本 (下) ―伝統を引き継いだ作家たち― (連続講座 〈絵本の愉しみ〉 3)
で次に・・・と違う資料にいくつかあたって、
最終的に吉田先生にも伺い(^_^;)総合的に考えるとこうだろう・・・という回答をしました。

参加者の方たちは、会費を払ってくださっているので、
ここで全部書きませんが、
調べるのは、結構面白いので、
興味がある方は、是非調べてみてくださいね(^_-)-☆


で『えほんのせかい こどものせかい』へ。。。

今回事前に読んできていただいたのは、
<絵本の評価は、まず虚心に絵本を読むことからはじめましょう>の章から
<子どものためのおはなしには、子どもに理解でき、共感できるテーマと題材を選ぶべきです>の章まで。

主に絵本の評価、絵本の見方について書かれていました。

前回は、何で子どもたちに絵本を読むのか、
子どもたちに絵本を読むということは、どういうことなのか。

というようなことを確認しましたが、
何を読むのか
とということがより大切になってきますので、
そのことを確認していきました。

ここに書かれていることは、石井桃子さんもいろいろなところで仰っていたことですし、
瀬田貞二さんが書かれた『絵本論』の中にもすべて書かれていることです。
それを松岡さんが、より具体的にわかりやすくまとめてくださっていますので、
皆さんもより一層理解が深まったのではないかと思います。

そして、これらを踏まえて、
では集団への読み聞かせを成功させるには、
ほかにどんなところを気をつけたらいいのかの確認。

今回は、全部はできなかったので、
あとは、次回へ。

この日の後半は、
実際にみなさんに絵本を読んでいただきました。
今回は、5人の方にお願いしました。

『ラチとらいおん』(マレーク・ベロニカ/ぶん・え  とくなが やすもと/やく 福音館書店)     Sさん

『おちゃのじかんにきたとら』(ジュディス・カー/作  晴海 耕平/訳 童話館書店)  Iさん

『サリーのこけももつみ』(ロバート・マックロスキー/作 石井桃子/訳 福音館書店)  Iさん

『ガンピーさんのふなあそび』(ジョン・バーニンガム/さく  光吉 夏弥/やく ほるぷ出版)  Nさん

『くんちゃんのだいりょこう』(ドロシー・マリノ/作  石井 桃子/訳 岩波書店) Yさん

『どろんこハリー』(ジーン・ジオン/ぶん  マーガレット・ブロイ・グレアム/え わたなべしげお/やく 福音館書店)   私


実際に読んでもらうと
優れた絵本の絵の美しさを再確認できますね~
楽しい時間でした。



今朝の首里城火災は、ショッキングでした。
沖縄には何度か行っていますが、
首里城は行っていないんですよね。
沖縄の方にとっての意味は特別なものでしょうから、
きついなぁ。。。


















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