絵本を楽しむよみっこの会no.17つづきのつづきのつづき(^_^;)

今回、メンバーが読んでくれた絵本は・・・

Kさん 『ティッチ』(パット・ハッチンス/さく・え いしいももこ/やく 福音館書店)

ティッチ (世界傑作絵本シリーズ)
福音館書店
パット・ハッチンス

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Oさん 『わたしのワンピース』(にしまきかやこ/えとぶん こぐま社)

わたしのワンピース
こぐま社
にしまき かやこ

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Sさん 『根っこのこどもたち目をさます』(ヘレン・ディーン フィッシュ/ぶん  ジビレ・フォン オルファース/え いしいももこ/やく・へん 童話館出版)

根っこのこどもたち目をさます
童話館出版
ヘレン・ディーン フィッシュ

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今回、私は前半たくさん読みすぎでうるさいのでパス(笑)

『根っこのこどもたち目をさます』を読んでくれたSさんは、
『ねっこぼっこ』(ジビュレ・フォン オルファース/作 秦理絵子/訳 平凡社)
も読んでくれました。

ねっこぼっこ
平凡社
ジビュレ・フォン オルファース

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実は、私・・・ちゃんと読み比べていませんでした(^_^;)
石井桃子訳より良いとは思えなーい
と勝手に決めつけて(笑)

両方読んでいただいて良かったです。
断然、『根っこのこどもたち目をさます』ですね。
元々うちはこちらしか置いていない訳ですが(笑)

聞いていただけなので、一文一文訳を比べた訳ではありませんが、
『ねっこぼっこ』の方は、
訳の違いというより、そもそも断片的な作りのように感じました。
オルファースのファンが、
絵をタブローとして楽しむだけなら良いかもしれないけど・・・

根っこの子どもたちとお母さんの仕事や
四季の移り変わりを丁寧に描くことによって、
深みがでるわけだし、
ラストが良くなる。

ワンシーン、ワンシーンじゃ、意味がないと思うのだけど。。。

『根っこのこどもたち目をさます』は少し長いので、
子どもたちには~
ということで、
短い『ねっこぼっこ』を出したのかもしれませんが、
『根っこのこどもたち・・・』の長さでも十分聞けるし、
寧ろ『ねっこぼっこ』は大人の鑑賞用かな~

大人用と言えば・・・
最近気になっていたので、
この会でも少しお話しましたが、
今年もまた<絵本屋さん大賞>というものが発表され、
大手書店では、
どこも特集展示をしていると思います。

今年もげげげです。

10位まで、
みんな大人好みのものばかり。
好みというより、
これは完全に大人の本でしょ
というのが、上位に来てます。

こんなの子どもが読んでもらって
面白い?
満たされるはずがない。

大人の絵本を否定する訳ではありません。
うちのお店にも何冊か置いてますし。

でも、最近酷すぎ。

絵本とは・・・ってわかっている?

大人が楽しむ、
大人が癒される、
大人が感動するための本として
マンガ本かなにかで出版して、
大人のコーナーに置いていただければ、
何も言いませんけど

絵本の形態になっていると
大人が楽しんだり、感動したりした場合、
子どもにも読む方が結構いらっしゃるのが・・・

分けてくださーーーい。


図書館員が絵本についてお話する時、
よく紹介する言葉が、
『絵本論』に書いてあります。

絵本は、子どもが最初に出あう本です。
長い読書生活を通じて読む本のうち、
いちばん大切な本です。
その子が絵本のなかで見つけだす楽しみの量によって、
生涯本好きになるかどうかが決まるでしょうから。
またそのときの感銘が、大人になってそのひとの想像力をことあるごとに刺激するでしょう。
だから、絵本こそ、力をつくして、もっとも美しい本にしなければなりません。
画家と作家と編集者と---そしておそらく読者とが協力して、
年上の人たちの本の千倍もはなやかに魅力的にしなければなりません。
彫刻や映画などと同じく、絵本は一つの美術形式なのです。
また実際、すぐれた絵本は、膝の上で聞いている子にも、
声を出して読んでやる親にも、楽しい印象を刻みつけるものです・・・

ドロシー・ホワイト(ニュージーランドの図書館員)/著 『子どもの本について』から

本好きになるか、
全てを絵本が決める訳ではないと思いますが、
優れた絵本に出会って、
どれだけその物語の中に入り込んで、
心を動かし、物語世界を体験するか。
このことは、
子どもたちが生きていく上で、
とても大きなことだと、
私は確信しています。

売れればいい
ではなくて、
子どもの本は、
当たり前ですが、
子どもにとって・・・
を忘れないでほしいなぁ。。。

絵本は、子どもが最初に出会う芸術です。

ということもよくお話するんですが、
空しくなってくる。

昨年出版された絵本の中で、
--未来に残したい絵本--
というのも雑誌に掲載されました。
絵本屋さん大賞とかなり重なります。
どちらも、児童書店員さんが選んでいるからか。

本当に残したいか?(^_^;)


これらの影で、
本当に残したい、
子どもたちに手渡したい絵本が、
絶版になっていくのは、
悲しいです。


子どもと子どもの絵本に関わる人は、
作り手ももちろん含めて、
最低でも『絵本論』(瀬田貞二/著 福音館書店)のp.31~p.43は読んで欲しい


































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