瀬田さん

先日、
ずーーーーーーーーーーーっと読んでみたかった「旅の仲間 瀬田貞二追悼文集」を
某出版社の方のお蔭で、八割がた読むことができました。

諸事情により全部を読むことができなかったのは、残念なんですが、
それでも、読めて本当に良かったです

今まで、いろいろな本を読む中で、
時々、この「旅の仲間」のことが出てきて、
読みたい・・・読みたい・・・と思っていたんです。

でも、
この追悼文集は、私家版で、追悼文を書かれた方にしか配布されていないそうで、
流石に国会図書館や
瀬田さんのお住まいがあるさいたま市立図書館にはあるんですが、
禁帯出の本でして(^_^;)


読みたい読みたいと思っていたのは、
多分、これを読めば、もっと瀬田さんのことがわかる!
そんな気がしていたからだと思います。

読んでみて、
思った通り、瀬田さんの人としての暖かさに包まれた気がしました。

どれだけ多くの方々が、瀬田さんを失ったことを悲しまれたか。
悲しみというより、
どうしても死を認められないという思いが詰まっていました。

そして、殆どの方が書かれていた
瀬田さんの暖かい笑顔・・・

いつも優しくて、暖かい笑顔の瀬田さん。。。

吉田新一先生のお心遣いで、
以前、吉田先生が瀬田さんにインタビューした時の音源をいただいたんですが、
その声を聞いて、
偉大な研究者というより、
本当に子どもと子どもの本が好きで、なんて人間的に暖かい方なんだろう
と思いました。
声を聞いたことがあるというのは、全然違いますね。

みなさんが書かれている瀬田さんの優しい笑顔が、
語りかけ方がとてもリアルに伝わってきます。

瀬田さんがやっていらした文庫に通っていた子が書いた文章も、
これまた瀬田さんをよく伝えています。

『子どもの本のよあけ』(荒木田隆子/著 福音館書店)の中でも、取り上げられているので読めるんですが、
その文章の最後・・・

子どもにとって必要なのは、瀬田さんのおじさんのような人だと私は思う。


本当に本当にそう思います

この当時より、更に今の方が、もっともっと子どもたちには、
瀬田さんが必要だと思います

自分のためではなく、
純粋に子どものことを思ってくれる大人。。。

『児童百科事典』(平凡社)の<河童>の項目は有名ですが、
この絡みでもっと有名な瀬田さんの言葉があります。

子どもにとって河童が生きていなくてどうするのです


これは、当時平凡社の編集者だった上村翠さんに言われた言葉です。
上村翠さんは、徳間書店の編集者上村令さんのお母様ですね。


子どものためにこう言い切ってくれる大人が、欲しい。。。


評論社の社長さんが書いた追悼文では、
回想されている1シーンがあるんですが、これがとにかく泣けます。

一番泣いちゃうかも~って思っていたら、
最後、瀬田さんの奥様きくよさんの文章で、もっとダメでした



「旅の仲間 瀬田貞二追悼文集」はなかなか読む機会がないかもしれませんが、
『子どもの本のよあけ』で
いくつか紹介されていますので、
是非読んでみてください


子どもの本のよあけ―瀬田貞二伝 (福音館の単行本)
福音館書店
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