サロン番外編

今月のサロンは、
児童文学サロン番外編。

先達に学ぶ・・・ということで<石井桃子さん>をテーマにした会で、
先日25日(土)に
『ひみつの王国 -評伝 石井桃子』(尾崎真理子/著 新潮社)の読書会をやってみました。

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新潮社
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元々この会をやろうと思ったのは、
石井さんにインタビューをした時の映像を友人から貰ったのがきっかけでした。

貰ったのは、4、5年前だったかな?

吉田先生に瀬田さんのインタビューの音源をもらった時もそうでしたが、
これは是非みんなにも!
と思ったんです。

インタビューした友人は、私と同い年。
図書館関係の私たち世代で、石井さんに会ったことがあるのは彼女くらいだと思うので、
とってもとっても貴重な映像です。

私なんて初めて見た時、

おおおーーー、石井さんが動いてる!

というレベル(笑)

でも、この映像だけをただ見るんじゃ会にならんか?(^_^;)
と思っていたところ、
昨年、石井さんの評伝が出版されましたので、
読書会をやってみることにしたというわけです。

まず最初に映像を見てもらって、
その後、
読書会に突入しました(^o^)

映像を見るまでは、
瀬田さんは優しい感じで、石井さんは厳しい感じ~
と聞いていたんですが、
映像の中の石井さんは、
なんともにこやかで優しい!!(*^。^*)


石井さんに限らず、
どれだけ話をしてくださるかは、聞き手によって大きく変わると思いますが、
その点友人は、バッチリなインタビュアーだったのだと思います

彼女の友人がかつら文庫の常連であり、
彼女自身も文庫に行ったことがあって、近所に住んでいる。

当時のかつら文庫のおねえさん方に進路相談などもして、
慶応に行き、渡辺先生の弟子状態?
その後図書館員になって・・・

うーーん、完璧であーる

石井さんが何を言っても、

ということはなく、
全て受け答えができる訳で、
そりゃー、石井さんも話す気になるわなぁ~

この日は、
いつ終わりにすれば?(^_^;)(^_^;)
と思うくらいたくさんお話してくださったそうな。

いいなぁ。。。。

羨ましすぎるぅーーーー

でもでも、Sちゃんのお蔭で、
こんな貴重な映像を見られて感謝しておりますわ

本当に私のまわりは、凄い人ばかりで
ひゃぁーーーー

それに比べ私って・・・
なーーんて落ち込むレベルの凄さじゃないのです(爆)



さて、その後の読書会ですが、
みなさん、この分厚い尾崎さんの力作を読んで来てくださってありがとうございました\(^o^)/

私も今回のために
もう一度読み直してみましたが、
二度目でも唸ります(笑)


なんという人生を送られたのでしょう

児童文学界の偉大な人
というイメージでしょうが、
到底そんな小さな枠には収まらない方です

日本の近代文学の錚々たる人たちのど真ん中に存在した感じです。

その中でも、自分の考えをしっかり持ち、
進んで行く。。。

あの時代に
そんな風にしっかりと生きていた女性がいるんですよね~

坂西志保さんのことも、この本で知って、もっとちゃんと知りたいなぁ~と思う方ですね。


でもそんな人たちでも、
この時代、知らず知らずのうちに戦争に利用され、
巻き込まれて行く。

文学界は特にそうだったでしょうが、、、



鶯沢での開墾生活は、もしかしたら、戦争中に犯した「罪」を償うために行われた・・・

と尾崎さんは書かれていますが、

Sちゃんがインタビューした中で石井さんは、
闇が行われているような世界で生きて行けなくなったんです~

というようなことを言っていらっしゃいます。

生涯、この国の子どもたちに最善を尽くして、どんな時代、政治体制下でもゆらぐことのない、真に心の栄養となる本当のお話を作り、あるいは選び、訳し、届けること。
「子どもの本」の仕事に一生を捧げること。
そのように生きる運命をこの時期の石井は受け入れ、決意していったのだろうと私は考える。


と尾崎さん。p.330


あの戦争をきっかけに、このような決意をしたのは、
瀬田さん、まどさん、かこさんもそうですよね。


朝鮮戦争が始まっていた頃、石井さんがご友人に出した手紙にはこんな文章もあるそうです。p.349

だから私たちは子どもたちに、みんなで手をつなごうと話してゆこうではありませんか。
お説教でなく、現実の生活を示しながら。

それをやりながら途中で死んでも仕方がないけれど、今の日本の子供の読物はあまりにくだらないから、
ともかくも出発点だけれども、築かなくちゃならないと思います。
日本の子供に、こんな世界もあるんだよと、知らせなくちゃならないと思います。
これは平和運動にまで発展できるとお思いになりませんか?


戦前から、アジアや欧米の人たちと交流していた石井さん。
このような思いを持って、ずっと子どもにつくして来てくださいました。

そんな先輩たちの思いを
私たちも少しずつでも受け取って、
次に繋いでいかなければならないのではないかと思います。


翻訳については・・・
子どもの頃、おじいさんの膝に抱かれて話を聞かされた。
それは、耳から聞こえたお話。
ですから、(自分の翻訳は)横の文字を縦にするだけじゃないと思う。
私の耳に聞こえている言葉で書いていると思うんですね。


うんうん、そっか~そうなんだなぁ。。。
プーに出てくる言葉や音も、自然と聞こえてきたものなんだ!

こんなことも仰っています↓

子どもの本は、心をすまして読まなきゃダメ。
読み継がれる本には共通の要素がある。
語り方に抽象的なあいまいなことが書いていない。
具体的に絵になる姿で進行していく。


うんうん、そう思います



まだまだ、みんなで石井さんのことをお喋りしていたかったですね。
喋りたりなかった方も多いかと(^_^;)


一冊の本を読んだ時、
感じたこと、心に響いたことなど、
人それぞれ違うかと思いますが、
今回のことも
何かを考えるきっかけになけば嬉しいです(^o^)


とんでもない暑さの中、
参加してくださった方々、
本当にありがとうございました



















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